「ぺんぺんぐさ」は青葉台近隣の自然ゆたかな公園や里山を拠点に、週2~4日、1歳半から20人前後の子どもたちが、ゆったりたっぷり泥んこになって遊ぶ「青空保育」です。保育士4人を中心とした「預かり保育」に、お母さんも少しずつ交代で加わる安心感の中、四季折々を体と心いっぱい感じることで、子ども自らの力で育ちゆく「力」を発揮し、それぞれの個性を輝かせて、やさしくたくましく育ち合っています。

(年中長児も一部卒会せずに、週4回小さい子たちと合同活動・別活動おりまぜて、一緒に育ち合っています)

2014年4月23日水曜日

ケンカした日

大きい子の活動日の中でも水曜日は、
バスでちょっと遠出する、大人も子どもも楽しみな日です

そんな水曜日に起こった小さな事件を、
ミエコさんの書いてくれる「今日のようす」でご紹介します

――3歳児は「自分が自分が」の時代と言われてます
大人が抑えてしつけや思いやりを教えるのではなく、
たくさん自己主張して、思いきり自分を出すことが大切だと思っています。
その上で思いやりややさしさがだんだん芽を出していく。
それがホンモノのやさしさかなと思っています
だからケンカは頻発。ハチャメチャ。そして楽しい!


困っている人がいるよ。
 さっそくバスの中でケンカが起きました。
ヒバがナオくんに「ダメだよ」と手を差し出した。
でもナオくんはそれが邪魔で「いたい!いたい!」と反撃。
「バスの中でケンカはやめよう」と止められて、
ミエコのひざで泣き出したナオくん…。

バスから降りたら、リュックを背負おうとしないナオくんに、
ボンちゃん「ナオくんナオくんとリュックを渡したけれどナオくんはリュックをポイと投げてしまう。
「大人がいいと立ち往生。

他のみんなは浮かれてはしゃいでいたので、どうしようかなと様子を見ていると、
「困ってる人がいるよ(背負えない人がいるよ)」
とシュンちゃんが言い出しました。
今度はユヅがリュックを渡すけれど、またもやナオくんはポイッ。
「しょってないから行けないね。「大人にやってほしいって
とシュンちゃんがずっと気にかける姿を見て、少しみんなで話してみようと思いました。

ミエコ「ねえねえ、このままここで遊ぶ?それとも帰る?それとも行きたい?どれでもいいんだけど」
すると、「ヒバ、行きたい「カイトもぺんぺん行きたい
「ツヅもぺんぺん行きたい」「ボンちゃんも!」
という声が返ってきました

ヒバとケンカしたんだよ。
「ねえねえ、みんなナオくん泣いているんだけど、どうしたんだろうね」
と聞いてみたらシュンちゃん
「ヒバとケンカしたんだよ」
少し前の状況まで把握している様子にすごいなと思いました。
ミエコ「そっか、ケンカしたからしょわないんだ」
するとユヅが後ろ向きになってしまったヒバを蹴りはじめるので、
「どうしたの?もしかしてヒバが悪いから蹴ってる?」と聞くと
「うん。ヒバが悪い」
その蹴り方がかわいらしくて、
険しいユヅの顔とのギャップに私はなんだかおかしくて笑いたくなる気持ちを抑えて
…ヒバだけが悪かったのかな」
と聞いてみると、ヒバ後ろを向いたまま
「だって背中つけなかったから(バス走行中は安全上背中をつけることに)」
と小さな声でつぶやきました
ミエコ「そうか…ヒバも悪かったけど、ナオくんも悪かったってこと?」
と聞くと、ヒバは「うん」と答えて、いつの間にかみんなの方を向きなおしていました。
…ナオくんのところ行ってみる?」
と言ってみると7人ワ~ッとナオくんのところに駆け寄りました

ナオくんは結局大人に手伝ってもらうことになったけれど、
これだけの話がみんなで成り立つようになったのだな、と頼もしい気持ちになりました。
発言は少なかったツヅやボンちゃんも、一緒にナオくんのところに駆け寄って、
みんなの話を聞いていたんだなと思いました。

ケンカを単に解決することが目的ではなくて、トラブルにまわりが無関心でいるのはイヤだな、
言葉でいろいろ考えること心を耕す機会少しずつ増えていけばいいなと思います。
まだまだ大人が間に立って援助することが必要ですが
誘導尋問にならないように、間に立ちすぎないように、対話を楽しみたいと思います。


その後は田んぼで「お花屋さんで~す」と花を摘み始めたナオくん
「気持ちはなおったの?」
と聞いてみると「うん」と答え、大好きな水路に入り、
なかなか切り上げられないくらい楽しんでいました。


ツヅ、ヒナタはじめて積極的にテントウムシを5~6匹つかまえたり、
初カエルをカイト、ユヅ、ヒバ、ボンちゃんがつかまえたり、恵みの多い1日でした。
初参加のヒナタは、大きい子に交じってたくさん元気に歩きました
――ミエコさんの「今日のようす」より


ケンカが起こると少し遠巻きに見守る他の子たち…
そして、特に解決しなくてもまた仲良く遊び始める…
という姿はよく見ていました

でも、状況をちゃんと見て仲間を気遣う子がいたり、
泣いてしまった子も泣かせてしまった子も、仲間との関わりの中で気持ちを立て直す
そんな姿が見られるようになったんですね

今日のようすを読んでいて、じんわり嬉しくなりました
(アサコ)
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