「ぺんぺんぐさ」は青葉台近隣の自然ゆたかな公園や里山を拠点に、週2~5日、1歳半から就学前の20人前後の子どもたちが、ゆったりたっぷり泥んこになって遊ぶ「青空保育」です。保育士5人を中心とした「預かり保育」に、お母さんも少しずつ交代で加わる安心感の中、四季折々を体と心いっぱい感じることで、子ども自らの力で育ちゆく「力」を発揮し、それぞれの個性を輝かせて、やさしくたくましく育ち合っています。

2015年9月2日水曜日

雨上がりの川遊び


園舎のないぺんぺんぐさ、日々の活動もお天気によって場所を考えます。
ここ数日のころころ変わるお天気には、頭を抱えたりもするのですが…
この日も、天気予報とにらめっこしつつ、遠出でよく行く場所へ遊びに行きました。
ミエコさんの「今日の様子」より抜粋します。

ーー小雨降る中、いつもの川に寄ってみると、コブシの実やシャボンの実もあって、つい遊んでいるうち雨がやんで、お昼にはすっかり青空になりました。雨上りの光が透明感あって眩しく輝き、雨に濡れた草たちが青々と光って、かえって心地のいい一日となりました。

 まず、コブシの実。コブだらけのサヤから顔を覗かせている赤い実をやさしくひっぱると、白い糸が伸びて、ブランブランとぶら下がるのです。
みんな真剣に見ていて、特にバスの中でツヅと「パン食い競争したいね~」と話していたので、「パン食い競争みたいだね~よ~いどん!」と言ってみると、本当にマオとヒバが口を開けて食べてしまいそうになって、笑ってしまいました。

 いろんな実やお花を集めて、川辺に土が流されてたまったところでおうちごっこすることにしました。白いきれいな石を見つけて「ヘビの宝物にちがいない」とツヅとユヅが言うので、土の中に隠すことに。その横にお料理を並べ始めると、マオが「ねえ~見て~畑の野菜採ってるの~」と得意気。雨で土が柔らかくなっていて、草を採りやすくなっていたのでした。 
ユヅもツヅも、川に入る階段をよっしーと作っていたヒナタ・ヤーくん・オウちゃん・シュンちゃんも、次々野菜を採っては川で洗って持ってきてくれました。
その横で、せっせと土を掘り始めたカイト・ヒバ・ヤーくん・オーちゃん。丸太橋のような簡単な木の橋の端っこを覆った土を掘っていたのですが、橋の端が朽ち始めていて、「わあ~これ橋じゃない?橋が掘れるよ~」と驚いた声。次いでヒバが「こっちの橋は掘れるかな~あれ?こっちは掘れない。堅いよ~」とまじめ顔で橋のど真ん中をスコップで掘り始めて笑ってしまいました。大人には笑ってしまうことかもしれないけれど、小さな発見を自分の手で確かめることはすごく貴重な経験だと思います。

 カイトとよっしーが上流から捕ってきた特大のザリガニを捕ってきて、一時大騒ぎ。みんなザリガニを取り囲んで代わる代わる見入っていて、だんだん大人しくなってきたら、なんとツヅとマオが手で掴んでいました!
 
 そんなザリガニ騒ぎも、みんながお弁当を食べ始めても、目もくれずにひたすらエビ取りをしていたのは、ヒナタ。「わああ〜〜〜〜ウジャウジャ〜」「わあああ〜〜〜〜大きいよ〜」「ヒナタ、がんばる!エビいっぱい捕る」と叫びながら延々捕り続け、私は袋を開けて持つ「お付きの人」と化していました(笑)。ワタルくんとトカゲを捕ろうとしてケンカになりそうになったり、帰りのバスではワタルくんとじゃれ合いすぎて何度も注意されたり、絶好調のヒナタ、素敵でしたよ。
ーーミエコさんの「今日の様子」より

雨とか、雨上がりって、子どもたちがまた本当に楽しそうに遊ぶんですよね〜。水たまりとか地面のヌチャヌチャとか、そんな天気ならではの遊びがあって、この日みたいに雨上がりのキラキラの景色に巡りあえたり、 大人の私にとっても、まだまだ身近にある小さな発見に驚いたり感動する日々です。
それにしても、あんなに虫にドキドキしていたマオがザリガニ掴んじゃったとは!!すごいな〜!

                     (タカコ)