「ぺんぺんぐさ」は青葉台近隣の自然ゆたかな公園や里山を拠点に、週2~5日、1歳半から就学前の20人前後の子どもたちが、ゆったりたっぷり泥んこになって遊ぶ「青空保育」です。保育士5人を中心とした「預かり保育」に、お母さんも少しずつ交代で加わる安心感の中、四季折々を体と心いっぱい感じることで、子ども自らの力で育ちゆく「力」を発揮し、それぞれの個性を輝かせて、やさしくたくましく育ち合っています。

2012年8月31日金曜日

こわ~いザリガニさんたちの遠足

預けアリ遠足第二弾!予定より帰りのバスが遅くなったので「トラブってる?!」と心配しましたが、
遊びが盛り上がってちょっと遅れたみたいでひと安心。
ミエコさんの「今日の様子」が臨場感たっぷりなので、今回は全文載せちゃいます(さぼりじゃないよ^^)。


――ママから離れてはじめてのユヅちゃんの遠出。手を差し伸べてみると手をつないだので、「行こうか」と言ってみると、「行こうか」というかわいらしい返事。そのまますんなり出発ができて感動しました! バスでもたくさんしゃべって、こどもの国でも暑い中をリュックしょってじゃぶじゃぶ池まで歩きました! 途中で「ママは?」とちょっぴり心細そうな声に「お買い物だよ。ミエコとお母ちゃん(ユヅはおケイさんのことをそう呼びます)と一緒に遊ぼうね。」と答えると、なんと「ハイ」という返事。びっくりしました。(実は帰り道もほとんど歩いたんですよ)

 
 さて今日も朝はりきっていたカイちゃんがバスの中で「カイト、ミエコと遊ぶと楽しい。ミエコと遊ぶといっぱいできるよ」と言って、ミエコは嬉しくてドキドキ。「そうだね、ワニもできたもんね(実はこの間一回だけだったけれど)」と答えると、「うん!」ととびきりの笑顔が返ってきました。水あそびや虫が怖かったりすると知らんぷりしたり、持てあまして遊びに集中できないこともあったカイちゃんでしたが、前回のこどもの国の後からちょっと積極的になってきたな、と思っていました。

 
 
 
 すると、今日ははじめから池に入って、前怖がった噴水シャワーをくぐったり、結構深い水の中をしゃがんで「ザリガニ」になり始めたのです! リョウちゃんやヨッちゃんもザリガニになって大人をジョキジョキはさみで切って、ユヅちゃんも水の中をしゃがんで4本指のザリガニ(チョキが難しいんですね)になって、みんなこわ~い顔して大さわぎ。そのうちカイちゃんの水の中の足が少しずつ伸びて、ついにワニ歩きを始めました! 頭も顔も服もビショビショなのに、すごく素敵な笑顔で、見ていて嬉しくなってしまいました。

 
 「遊びこめる」ことって、本当に大きな力です。この日のお弁当も、カイちゃんは自分からおにぎりをミエコやヨッちゃんの口に入れたり、帰り道カイちゃんと手をつなげなくてすねて座り込んでいたヨッちゃんを見て、「ヨッちゃん、カイトのこと好きなの?ヨッちゃんとつないであげる」とずいぶん先に進んでいたのに、暑くて疲れている中わざわざ戻って手をつないであげたりしていました。友だちとの関わりがぐんと深くなった姿に驚きました。


 水が大好きなリョウちゃんも、前回よりさらに積極的になり、ヨッちゃんやカイちゃんに関わりながらず~~~~~っと水の中にいました。お弁当も黙々と食べるのではなく、よくしゃべりながら、めずらしくヨッちゃんにおにぎりを分けてあげていましたよ。
 ヨッちゃんは、カイちゃんがいろんな子と仲がいいのですねてしまうことが多かったのですが、リーダー的存在だったヨッちゃんが「思い通りにいかない」ということは、きっといい体験になることでしょう。これからのヨッちゃんの成長が楽しみです。 (み)――

暑い中の遠足、小さい子には長い道のりをがんばって歩いたり、仲間と大胆に水遊びしたり、
当番さんやミエコさんの話からありありと思い浮かべることができて、みんなの強さを誇りに思います。
 
(アサコ)