「ぺんぺんぐさ」は青葉台近隣の自然ゆたかな公園や里山を拠点に、週2~4日、1歳半から20人前後の子どもたちが、ゆったりたっぷり泥んこになって遊ぶ「青空保育」です。保育士4人を中心とした「預かり保育」に、お母さんも少しずつ交代で加わる安心感の中、四季折々を体と心いっぱい感じることで、子ども自らの力で育ちゆく「力」を発揮し、それぞれの個性を輝かせて、やさしくたくましく育ち合っています。

(年中長児も一部卒会せずに、週4回小さい子たちと合同活動・別活動おりまぜて、一緒に育ち合っています)

2014年7月11日金曜日

気持ちが動き出すとき

3歳の女の子と暮らしていると、まだまだ甘えん坊なのに言うことはいっぱしで、
母親としては、自分の嫌なところを見ているようでもあり、
ときどき、手放しで可愛い!とは言えない気持ちになってしまうこともあります。
特に、自分が見守り当番のときは、急に弱気になってクネクネと絡みついてくる姿に少々イラっと…
ついつい小言が口をついて出てきます。

それでも、預け中の娘の様子を聞くと、そのがんばりが愛おしく抱きしめてあげたくなり、
自ら育っていく子どもを、もっと寛容に見守らなくちゃと反省しています。

そんな出来事のひとつを、自分の娘の話で恐縮ですが、
ミエコさんの「今日の様子」から抜粋します。

(アサコ)



――お弁当の最中、ブルーシートに一人残って座り込み、水遊びに没頭していたユヅ。
そんなユヅが、突然火がついたように泣き出しました。
先に食べ終わったカイトに水道を独占されてしまったようでした。
この時、私は当番さんが動こうとしたのを止めました。

今までほかの子を寄せ付けないほど水で遊んでいたユヅ。
カイトを始め友だちにダメと言われることはよくあること。
そして、ユヅ自身もダメということはよくあること。
立ち上げの頃からたくさん遊んで、もまれてたくましくなって、
他の子を気遣う優しさもたっぷりと身につけて、
そんなユヅだからこそ、その力を尊重して安易に付き添うことはしたくないと思いました。

「カイトにダメって言われてね…みんなのとこに来たくなっちゃったの…」と言えるユヅ。
まだ自分を出し切れない3歳の子なら、手を貸していたかもしれません。
これだけ遊びこめるユヅなら、言葉だけ受け止めてもらえば
自分で立ち直ることができるなと思いました。

そして号泣の背景には、朝からぶっ通しで遊び続け、
みんながお弁当を食べ始めても一人残って水に没頭していた集中力が、
プツンと途切れたことも原因ではないかなと思ったからでした。

「…そうか、来たくなっちゃったのね…みんなのところにおいで」という言葉を聞いて立ち止まる。
泣きたい気持ちが少し落ち着く。
ちょっと歩こうかな、周りが少し見えてくる。
バケツで足を洗おうかな…しばらく放心状態、休止して、
着替えようかなと思うまでもう少し時間がかかる…

濡れていて脱ぎにくい服を最小限手伝ってもらった後は、
自分で着替えて濡れた服を袋に入れて、お弁当を食べるころには元のユヅに戻り、
お迎えのときには再び頭からビショビショになっていました。

もしかしたら、濡れたシャツとズボンを全部脱ぐまでは手伝ってあげてもよかったかな…
と私も後でちょっぴり思いました。
でも、とにかくあれだけ遊べてあれだけ自分を出せることは、大きな力です。
子どもの力を「まだ小さいから」と庇護しすぎない。
気持ちが立ち直るまでの刻々のわずかな気持ちの変化を、
大人が邪魔しないで自分で感じられるようにしてあげたいなと思っています
――ミエコさんの「今日の様子」より

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