「ぺんぺんぐさ」は青葉台近隣の自然ゆたかな公園や里山を拠点に、週2~5日、1歳半から就学前の20人前後の子どもたちが、ゆったりたっぷり泥んこになって遊ぶ「青空保育」です。保育士5人を中心とした「預かり保育」に、お母さんも少しずつ交代で加わる安心感の中、四季折々を体と心いっぱい感じることで、子ども自らの力で育ちゆく「力」を発揮し、それぞれの個性を輝かせて、やさしくたくましく育ち合っています。

2013年8月19日月曜日

夏はセミとりと、水あそび!


ぺんぺんのお父さん、おばあちゃん、おじいちゃんへ
 いつもぺんぺんぐさを暖かく見守って下さって、ありがとうございます。お父さんの中に愛読してくれている人もいると聞いて、とても嬉しく思っています。ブログの方も、よく最新記事の場所より前に新しい記事をアップしてくれることもありますから、ぜひさかのぼって見てみてください。水の時期を迎え、写真のみんなの表情がとても生き生きしています。保育の仕事をしていて年々「喜怒哀楽」を出せる場が減ってきていると危惧しています。ぺんぺんで体も心もたくさん動かして過ごす子どものそばにいられることに、感謝する毎日です。

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 さて、今日は比較的新しい子や小さい子のお休みが多くて、ぺんぺん歴長い子たちがそれはそれは楽しそうに寄って来たり甘えてくることが多い日でした。「今日は小さい子もいないし、みえこのそばに行っても大丈夫だぞ」とでも思ったのでしょうか。そんな風に敏感に状況を察知する姿にも感心しましたし、長い子たちは10日の休み明けだって全くブランクを感じず溶け込んで、「ぺんぺんが日常になってきたんだな」と嬉しく思いました。



 おかしかったのが、他の子たちが矢継ぎ早に話しかける合間に、ゆっくりゆっくりナオくんが丁寧に何度も言い直して一生懸命話そうとして、とても微笑ましかったです。今日はいつもの穏やかな笑顔で「みえこさん」と遠くからもよく声をかけてくれましたよ。

リョウ「ミエコ!キャンプ行ったよ」 
ヨッちゃん「ミエコ!きのう怖いテレビみて、眠れなかった。オポも」
ナオくん「ミエコさん。明日お母さんとおばあちゃんの、おばあちゃんのところに行くの。歩いて…」カイちゃん「明日新幹線乗るんだよ。バーベキューするの」
ナオくん「明日お母さんと、お母さんとおばあちゃんの…」 
ユヅ
「ユヅ、プール行ったの。カイちゃんと」
リョウ「海行った。プール。温泉なかったけどね」
ナオくん「明日お母さんとおばあちゃんのとこに歩いていくの」
カイちゃん「明日新幹線乗るんだよ。バーベキューするんだ」
ナオくん「おばあちゃんのところ歩いていけるんだよ」
ユヅ「ギャ~~!、ヨッちゃんがピンクのフタとった~~」
ヨッちゃん「今日エイキと来たよ」
ナオくん「昨日、お父さんと、お父さんと…」
エイキ「ミエコ!セミとりたい!」
ナオくん「ミエコさん、昨日、お父さんとお店に歩いて行ったの…」
 
一生懸命みんなの会話に入ろうとしている姿が微笑ましくて、きっとこれからたくましくなっていくのでしょうね。

 




さて、モモちゃんカイトユヅは泥んこ遊びに残り、他はエイキを先頭にセミ取りに。大きい子たちは休み明けなのに落ち着いていて、大人の先をどんどん走っていっても落ち着いて見ていられるくらいで感心しました。



池の周りの木にはいるわいるわ、一本の幹にセミが56匹鈴なり状態。大人も子どもも歓喜の声を上げてとりまくりました。ヨッちゃんエイちゃんは、自分で網でとりましたよ。エイキはついエイッとやってしまうので、「静かにやるんだよ」というと力をうまくセーブして6回近く網に入れていました(つかむ途中で逃げられて袋の中は2匹でしたが)。リョウちゃんは、「こわいよ~」と一応言いましたがしっかり手でつかめたら、何匹も何匹もほしくて、ミエコのセミをちゃっかり自分の袋に何匹も入れていました。



 ヒバくんとサクヤヒナタくんが怖さ半分でセミに興味津々。ヒバは決して掴もうとはしないのだけど、羽を触ったり手のひらに何度も乗せてもらって、その度おどけたようなびっくりしたように笑顔が素敵でした。ナオくんは、「3歳になったら触ってみるから、今日は触らない」と言っていましたよ。



 サクヤは見るたびに「こわい!」というのに、途中で突然欲しくなって袋を差し出し「自分で捕まえたら持って帰れるよ」と言われるとあっけなく平気につかんでしまいました。落ちて死んでいるセミを見つけるたび教えてくれたり、苦手だったせせらぎにもジャブジャブ入って上流まで探検したり、「ビッ!(だったかな)」と何度もビショビショの服を嬉しそうに見せてくれたり、とても積極的。朝も笑顔で手を振ってくれたり、ユヅと手をつないで歩いて、サクヤの方からユヅを覗き込んで微笑み合ったり、とても調子のいい1日でした。くろがね合宿、どんぐり山荘と、お泊りや長時間一緒に過ごすたびに打ち解けているのを感じます。じっくりとみんなと時間を過ごすのが、サクヤには自分を出せるいい機会になっているのかな。




さて新しい仲間のヒナタくんモモちゃん。まだお母さんと親子参加ですが、ヒナタくんはかなりお母さんと離れてよく遊んでいました。せせらぎにもジャブジャブ入っていましたね。セミにも興味津々でしたね。モモちゃんは久しぶりの桜台公園のせいもあり、ちょっぴりママにべったり気味。でもみんなの遊びをよく見ていたそうです。どんぐり山荘でも一緒に過ごし、いい意味でとっても自己主張のはっきりした女の子ですよ。




                                    (ミエコさんの「今日の様子」より)


仕事から家に帰ってきたら、ビニール袋に入っていたセミが! セミが大嫌いで、超ビビっていた私を見て、つかまえてきたはずの息子も「こわい」と言い出した…。しかし、翌日には、自分でセミを持って、ゴミ収集場に出しにいきました。エラい。

(サクヤ母・ペロ)



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