「ぺんぺんぐさ」は青葉台近隣の自然ゆたかな公園や里山を拠点に、週2~5日、1歳半から就学前の20人前後の子どもたちが、ゆったりたっぷり泥んこになって遊ぶ「青空保育」です。保育士5人を中心とした「預かり保育」に、お母さんも少しずつ交代で加わる安心感の中、四季折々を体と心いっぱい感じることで、子ども自らの力で育ちゆく「力」を発揮し、それぞれの個性を輝かせて、やさしくたくましく育ち合っています。

2013年5月29日水曜日

オバケガエルとスーパーマン


天気予報がはずれ、雨が降らなかったので、里山へ遠足。
看板の地図を見ると東屋が3つあり、「これは池の奥のくら~いおうちなんだよ」と言うと
4人の(特にリョウちゃんの)目がキラリ。
「くら~いおうちに行こうよ!」ということになり、むじな池に向かって出発。
「ヴォ~ヴォ~って音が(ウシガエルの鳴き声)聞こえるんだよ」と怖い声で話すと
ますます目をキラキラさせて、度胸がついたなぁと感心しました。


やっぱり目的地までは寄り道の連続(それが散歩の醍醐味)。
ヨッちゃんリョウちゃんがとつぜん「あっ!」と大きな声を出すので何だと思ったら、
先々週にキイチゴのあったところを覚えていて、新たなキイチゴを見つけました。
自分の背より高い石塀のむこうなのに目がいいですね。


前回よりさっと登って野生の味を楽しみました。



さらに行くとかなりのガケの上にいつもの公園でよく見る赤い実が。
そしてそのふもとにクワの大木。
シュンちゃんもかなりのガケをたくましくのぼって、たらふく食べました。


そして、池の手前のガケをふと見上げると、あちこちに鈴なりの黄色いキイチゴが…。
10年里山保育してきて、こんな鈴なりは初めてで私も大興奮。
あまりに険しいので、1ヵ所だけヨッちゃんとのぼってとりました。
宝石のような黄色いキラキラした大粒の実が手の平いっぱいに。
「おいしい!」と子どもたちも声をあげていましたよ。


今日も草笛名人のおじさんと会ってアンパンマンとドラえもんを聴かせてもらい、
むじな池の奥の東屋へ。


天気がよかったので思ったほど暗くなくて、その小さな4畳ほどの東屋にブルーシートを敷いて
お弁当を食べ始めると…「ヴォ~ヴォ~」と低~い声が…
とたんに4人は沈黙して動作がとまり目を丸くしたのがおかしかったです。
度々聞こえる鳴き声にもうすっかり「オバケガエル」の話でもちきり。
威勢のよかったリョウちゃんよっちゃんほど怖がって、リョウちゃんは泣きだし、
カイちゃんやシュンちゃんが意外に平気。
みんなでふろしきスーパーマンになってミエコもなって「よーしやっつけるぞぉ~」と叫んでから
ちょっぴり威勢がもどってきました。
「モーモーガエル(怖すぎるので改名)」、カモ、コイ、カメ、いろんな生き物を見ながら
その歌をいろいろ歌って、森の中を通ってまた桑の実を食べて帰ってきました。

(ミエコさんの「今日の様子」より)


水曜日の大きい子たちの活動も、回数を重ねるたびに多彩に楽しくなっているようです。
少しあとから加わったシュンちゃんも元気に遊べているもよう。

(アサコ)

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