バスを待っている間、ひとり一歩前に出て手すりに身を寄せ、
たそがれている雰囲気だったヤマト。
よ~く見ると目はキラキラしていて、バスが来るのをひとり静かに待っていると知りました。
バスの中では「ダイチも2歳になったらバスに乗るんだよ」と。
いつも楽しいことをまっすぐ見つめて素直に味わえるヤマト、素敵だなあと思いました。
田んぼにつくと、ヤマトは赤とんぼが止まっているのをなんと帽子でつかまえて、びっくり!
ところが同時にその赤とんぼをリョウちゃんも見つけて
「リョウちゃんが見つけたんだから、見つけた人が捕まえていいんだよ!」
とヤマトに食ってかかったのです。
物わかりがよかったり優しい言葉の多いリョウちゃんが、
めずらしいなあ、いいぞと思いました。
めずらしいなあ、いいぞと思いました。
ヤマトが歩き出しても、ついて回って何度もパンチ。ヤマトも負けずにパンチのお返し。
バイクごっこ、水路の洗濯ものやさんごっこ、ゴミ収集車ごっこ…
遊びをリードするくらい楽しめるリョウちゃんになってきたからこそ、
譲れないときは譲れないという気持ちも芽生えてきたのでしょうね。
でもその後田んぼの水路ではヤマトとリョウちゃんは並んで、ニコニコ遊んでいたのですよ。
そして、帰りのバスでも窓際の席を取り合ってケンカしていました(笑)。
さて、深い水路沿いを歩いていると、なにやらピョンと動くものが。
ミエコが水路に下りて石をどけてみると・・・
なんと体が7センチくらいの、長い脚も入れると13センチくらいの大きなダルマガエルが!
「カイト!手伝って!すごいすごい!」とカイトを呼び、
水路沿いにはずらりとつぶらな瞳のギャラリーが勢ぞろい。
網がなかったので水の中では難しいかなと、石で囲いをつくって手で捕まえてみると、
なんと冬眠していてあっさり捕まってしまったのです。
そばで固唾をのんで見ていたカイトは興奮して「カイトが!カイトが持って帰りたいっ!!」。
次に興奮していたのは、ボンちゃん。「うわあっ!おおきいっ!うわあっ!め!め!おおきいっ!」とまんまるの目をして叫び続けていました。生き物が大好きですね。
寝ぼけ眼(本当に目が半開き)のカエルは、
手で掴まれて何度か飛び上がりましたが(その度大歓声)、
静かに掴まれるままなのでカイト、リョウ、ヤマト、ユヅ、シュンちゃん、ヒバも順番に掴めて
顔がほころんでいました。ボンちゃんは、チョンと指でつつきましたよ。