バスでちょっと遠出する、大人も子どもも楽しみな日です
ミエコさんの書いてくれる「今日のようす」でご紹介します
――3歳児は「自分が自分が」の時代と言われてます。
たくさん自己主張して、思いきり自分を出すことが大切だと思っています。
その上で思いやりややさしさがだんだん芽を出していく。
ヒバがナオくんに「ダメだよ」と手を差し出した。
でもナオくんはそれが邪魔で「いたい!いたい!」と反撃。
バスから降りたら、リュックを背負おうとしないナオくんに、
ボンちゃんが「ナオくんナオくん」とリュックを渡したけれど、ナオくんはリュックをポイと投げてしまう。
他のみんなは浮かれてはしゃいでいたので、どうしようかなと様子を見ていると、
今度はユヅがリュックを渡すけれど、またもやナオくんはポイッ。
「しょってないから行けないね。」「大人にやってほしいって」
とシュンちゃんがずっと気にかける姿を見て、少しみんなで話してみようと思いました。
ミエコ「ねえねえ、このままここで遊ぶ?それとも帰る?それとも行きたい?どれでもいいんだけど」
すると、「ヒバ、行きたい」「カイトもぺんぺん行きたい」
「ねえねえ、みんなナオくん泣いているんだけど、どうしたんだろうね」
と、少し前の状況まで把握している様子にすごいなと思いました。
するとユヅが後ろ向きになってしまったヒバを蹴りはじめるので、
「どうしたの?…もしかしてヒバが悪いから…蹴ってる?」と聞くと
険しいユヅの顔とのギャップに私はなんだかおかしくて笑いたくなる気持ちを抑えて
「だって背中つけなかったから…(バス走行中は安全上背中をつけることに)」
ミエコ「そうか…ヒバも悪かったけど、ナオくんも悪かったってこと?」
と聞くと、ヒバは「うん」と答えて、いつの間にかみんなの方を向きなおしていました。
と言ってみると7人ワ~ッとナオくんのところに駆け寄りました。
ナオくんは結局大人に手伝ってもらうことになったけれど、
これだけの話がみんなで成り立つようになったのだな、と頼もしい気持ちになりました。
発言は少なかったツヅやボンちゃんも、一緒にナオくんのところに駆け寄って、
ケンカを単に解決することが目的ではなくて、トラブルにまわりが無関心でいるのはイヤだな、
言葉でいろいろ考えることや心を耕す機会が少しずつ増えていけばいいなと思います。
まだまだ大人が間に立って援助することが必要ですが、
誘導尋問にならないように、間に立ちすぎないように、対話を楽しみたいと思います。
その後は田んぼで「お花屋さんで~す」と花を摘み始めたナオくん。
と聞いてみると「うん」と答え、大好きな水路に入り、
なかなか切り上げられないくらい楽しんでいました。
ツヅ、ヒナタがはじめて積極的にテントウムシを5~6匹つかまえたり、
初カエルをカイト、ユヅ、ヒバ、ボンちゃんがつかまえたり、恵みの多い1日でした。
初参加のヒナタは、大きい子に交じってたくさん元気に歩きましたよ
――ミエコさんの「今日のようす」より
ケンカが起こると少し遠巻きに見守る他の子たち…
そして、特に解決しなくてもまた仲良く遊び始める…
という姿はよく見ていました
でも、状況をちゃんと見て仲間を気遣う子がいたり、
泣いてしまった子も泣かせてしまった子も、仲間との関わりの中で気持ちを立て直す
そんな姿が見られるようになったんですね
今日のようすを読んでいて、じんわり嬉しくなりました

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