2017年6月25日日曜日

畑と共に育つ子どもたち


ぺんぺんは2歳から年少が中心になって活動していますが、
一部卒会せずに年中年長も合同活動・別活動おりまぜて、
一緒に育ち合っています。


この日は年中長、年少合同畑での活動日

保育士のミエコさんの「今日の様子」もご紹介するので、
少し長くなってしまいましたが
お付き合いよろしくお願いします^^



ある活動日、この日は朝から雨の日でした
やむかなぁ…と思いつつ畑に向かい
みんなカッパで活動開始〜

雨だから嫌だーって言う子どもはあまりいません
雨で遊ぶ…そんな事もよくあるからです

大人と違って雨を遊びに変換しちゃう子どもたち
柔軟ですよねー!


着いたときはまだ雨降りだったけど30分くらいでやみました

今年から畑に小屋ができたので、
一緒に過ごす大人としてはラクになりました^^



さぁ、今日はサツマイモを植える日です


子どもたちは苗の事を
サツマイモの赤ちゃんと言ってましたよ〜


保育士ミエコさんからサツマイモの植え方を教えてもらい
みんな慣れた手付きで植えていきます
自分で植えた野菜が育ち
大きくなったら収穫して食べる

そんな貴重な体験が出来るなんて本当に素敵


普段口にしてる野菜はどんな風に育つか
身近に知ることが出来る…有り難いですね


そうそう
ピザの匂いがする〜と葉っぱをくんくんしてた子どもたち
何かな?と思ってたら前回植えたバジルの葉っぱでした

確かにピザのかおりー笑

ナスの苗の幹はナスと同じ色をしてる事
トマトの葉っぱはトマトの香りがする事


今の子どもたち…知ってる子はいるのかしら?


そんな環境で子育て出来るなんて本当に素敵で
いい体験が出来るなぁと改めて実感しました


植えた苗に「大きくなぁれ」とよしよし♪



少し前に植えたじゃかいも
ちょっと葉っぱが元気なかったので収穫してみたら
ちーさいじゃかいもがいっぱい


そして玉ねぎもこの日収穫して
その場で水にさらして食べてみました

「からーい」の反応かな?と思ってたら
「あまーーーい」と何もつけずバクバク食べる年長さん

その姿を見ると年少さんたちも群がって食べてましたよ
この後ちょっとの醤油とおかかで味付け

普段生の玉ねぎを食べたこと無い子もいました

周りに影響されて
「うまーい」とあっという間にぺろり

友達の影響ってすごい!


お弁当後は気付いたらドロのお風呂が出来上がってました



こんな風に遊んだら気持ちいいだろうなぁ

カレらは走ってきて飛び込む!にハマり
何度も何度もやっていました 

普段ドロ遊びはあまりしないカレも珍しく参戦^^

もう本当に楽しそうで私まで嬉しくなりました

実はこのドロドロ遊び…

子どもたちの気持ちがミエコさんの今日の様子に
分かりやすく書いてあったので紹介させてください^^



~ミエコさんの「今日の様子」から~

調子が上がってきた年少さんのリオとメイチャンが、そのドロをスコップで年中長に向かって飛ばし始め、年長のヤークンに命中。やさしいヤークンは、「あ~~」と言いつつ許してくれてセーフでした。
場合によっては怒られるぞ~と私は思いつつも、めずらしく年中長に向かって調子を飛ばしているリオを見て、面白いことになったらいいなと思いました。
特に男の子って、年中年長くらいになってくると、ケンカになりそうなすれすれのところできわどい遊びが面白くなってくるのですよね。
今日はリオのママも一緒にいて、見かねて止めようか迷っていたけれど「止めなくていいよ」と伝えました。

 うまい具合に年中の元気なダイチも乗ってきて、飛んでくるドロを避けながらヤークン・ダイチが走り出し、わざわざドロドロ沼の上を飛び越えたり、踏み越えたりしているうちに、ドロの上でわざと転んだりして、体がドロドロになってきました。
すると、ドロはちょっと苦手な年長のオウチャンもめずらしく一緒に走り始め、リオもドロの上に寝転んで左顔半分ドロドロになって絶好調。同じく滅多にドロドロにならない年長のウタコまで加勢して、大はしゃぎとなりました。
やっぱり、昨日の遊びの後の今日なのだなあと思いました。ふるさと村をたくさん歩いて、次々木イチゴや桑の実を見つけてたらふく食べて、たくさん笑って、心も体も開いた後の今日だから、こんなに遊びが広がったのだなあと思います。
ドロドロ勢は、私にホースで頭から水かけられて大笑いで愉快に体を洗い、同じくホースで頭から水かけられた年少のリオは泣き出しましたが、それもいい経験。憧れの年中長と同じ水槽に入れて、実に嬉しそうでした。
大きい子組の中で一番おちびさんで、この春から一緒に遊びたくてもちょっぴり怖くて、ちょっぴり恥ずかしくて、でも憧れていて気になって仕方のなかった年中長と、今日はおんなじことができて、よかったね!
それからリオのおかげで、朝気持ちが乗らずに友だちに突っかかっていたダイチが、ドロドロ遊びできて急に晴れ晴れしい顔になってよかったなと思いました。 



   (ミエコさんの「今日の様子」から抜粋)



ドロドロになって遊ぶ子どもたちの傍ら
お気に入りの大シャベルをせっせと洗ってる子
途中で切り上げ、ササッと着替えて小屋ですまし顔の子


みんなで同じ遊びをする必要なんてない


その時その時に子どもたちが楽しい遊びを見つけて
各々楽しんでます


もちろん絵本の時間や
サツマイモなどを植える時間など
大きくなるにつれてみんなで同じ事をする事も増えていきます

でも基本的に強制はしないので参加しない子もいます
普段たっぷり自由に遊んで内面が育つと
「みんなと同じことをするのも楽しくなっていくのよ」と
保育士ミエコさんは言ってました



そんな自由な時間とみんなで楽しむ時間が両方あって
子どもたちの気持ちに寄り添ってもらえるのは
きっと子どもたにとってはいい時間なんだろうとなぁ


と、思った日でした^^


(まきより)








「あそぼう会」はどなたでもどうぞ!
生後8ヶ月頃から楽しめますよ^^

毎月第三木曜開催です

今月は7月/20日(木)、ぜひ遊びに来てくださいね!
暑い日でも、木陰は涼しいし、水で遊ぶと楽しいですよ
詳しくは、こちら

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2017年6月9日金曜日

森のいちご狩り

ぺんぺんは、2歳から年少が中心になって活動していますが、
一部卒会せずに年中年長も合同活動・別活動おりまぜて、
一緒に育ち合っています。

今日は年中長・年少合同で里山で
食べられる木の実にたくさん出会って、
年少さんは大きい子からの刺激をいっぱいもらいました。

ぺんぺんでは保育士ミエコさんが
その日の子どもたちの活動内容を書いてくれる
「今日の様子」があります

細かく書いてくれているので
我が子や子どもたちの育ちが分かって
読むのが楽しみです^^

今日はミエコさんからのお便りから抜粋してご紹介します。



「食べられるイチゴがあるよ~」
里山はすっかり緑が濃くなって、初夏の装い。足元を見ると、立派な丸々太ったヘビイチゴがありました。直径2センチちかくの美味しそうなヘビイチゴを集めながら歩いていたら、4月に花を咲かせていた草イチゴが実を結んでいました。
 声をかけると年中長の男の子たちがやってきて、目を輝かせました。辺り一面赤い実が成っていて大興奮。ヘビがいないか確かめてから、夢中で採りました。



オウチャンが手のひらに乗せた2粒を私に見せてくれて、「一個あげる。みえこ、一緒に食べよう」と。普段大人と距離をとりがちなオウチャンの言葉を聞いて、どうした変化だろうとびっくりしました。
 声掛け招集の得意なナオトが大きな声で「食べられるイチゴがあるよ~~」と叫ぶと、全員やってきてみんなで夢中で食べました。

森のいちご狩りと、アリのパーティ
 出発しようと歩き始めようとすると、また違うところに草イチゴ。4月にパパ会主催のいちご狩りを思い出して、私が「ここでもいちご狩りできるね~」と話したら、年長のヤークンが「『森のいちご狩り』だね。ここは」と呟いていました。なんて素敵な名前だろうと思いました。

 また20歩くらい歩いたらヤークンが「アリがいっぱいいるよ」と。見るとアリがウジャウジャいて、近くの葉っぱをどけたらもっとウジャウジャ集まっていて、みんなびっくり。年長のオウチャンが「アリのパーティかな」とポツリと呟くのを聞いて、なんて素敵な言葉だろう、と私はまた温かい気持ちになりました。
 ただよく見るとアリたちは死んだミミズに群がっていて、「ミミズパーティ」ということになって、なんだか夢のない名前に落ち着いてしまいましたけれど(苦笑)。
 アリはお菓子も食べるけれど、死んだ虫も大好物なんだね、という私の言葉にちょっとハッとした顔の年中長さん。そのあとカラスノエンドウの豆笛を鳴らして遊んだり、田んぼでカエルの鳴き声をたくさん聞いたり、ノゲシのフワフワの綿毛を飛ばしたり…
 春から初夏の散歩は、変化に富んで生き物もたくさん活動して、本当に一期一会が楽しくて、子どもの素敵な呟きもたくさん生まれる季節です。

「がんばってるよ~」
 歩き出すと、今度は黄色い木イチゴが斜面に見えました。またまた大興奮で、普段ガケのぼりはそれほど積極的でない年中長のウタコ・ナオトまではりきって実を採り、年少さんたちにも分けてあげました。
 ツヤツヤの黄色い実は宝石みたいにキラキラきれいで、ため息がでるほど、そしてクセがなくて実に美味しい。そして歩くたび黄色い木イチゴを見つかりました。

 すごく急な崖をお尻を押してもらってオウチャンが勇敢に上ったり、ヤークンが急な斜面沿いに木イチゴの下に寝そべるようにしてもぐり込んでとったり、ダイチが自分の背丈よりも高い土留めの塀を上ってトゲで痛い思いをしながら採ったり、とても頼もしく思えました。



特に年長のオウチャンの張り切りぶりはすごくて、「この帽子に入れて!ヤークン!」と叫んだり、年少さんが「がんばれ、がんばれ」と応援すると「がんばってるよ~」と大声で答えていました。朝の私への積極的な様子は、やっぱりオウチャンの新たな変化なのかもしれないと思いました。
 考えてみれば、普段友だちの陰にくっついて言葉少なに遊んでいたオウチャンは、昨秋青い実を探す時も俄然張り切っていた。やっぱりホンモノの自然との一期一会は、子どもをぐんと成長させてくれますね。




そして、道草のたびに待ちぼうけになりがちな年少さんではありますが、自分にはできない大きい子のすごさを見て憧れることは大切なこと、そして待っていたら「いいもの」を分けてもらえて、近寄りがたかった年中長が近い存在になっていくのですね。実際、木イチゴ発見を重ねるたびに年少が「がんばれ~」と声をかけることが増えてきました。


 今の年中長たちも、年少の頃そうやって過ごしてきて、今がある。だからこそ、逆に時々年少さんが疲れたりごねて歩けなくなった時や、春の頃年少のアンチャンが大きな荷物をしょってゆっくりゆっくり歩いた時も、ごく自然に待つことができたのではないかなと思います。
お互いの存在があるからこそ、育ち合える。これは普段なるべく自由に過ごしてきたからこそ、生きてくる時間なのだと思います。


さて、赤い草イチゴ、黄色い木イチゴをたらふく食べて、暗くて涼しい杉林で一休み。ところが、さらにオウチャンが、またもや赤い草イチゴを発見し、もっと採りたいとと張り切るのでガケの上に上るとグミがたくさんありました。帰り道はクワの実まで見つけて、大満足の一日。
 そしてこれからは、生き物本番の季節。今年の夏はどんな出会いが待っているかな。



(ミエコさんの今日の様子より抜粋)









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2017年6月8日木曜日

水遊びが気持ちいい季節になりました。


久しぶりのS公園での活動でした。
ここは夏でも木陰が多くて風が吹き抜けて、
とても過ごしやすい公園です。

さっそく水遊び開始。


小川の側にある大きな石。
子ども達には「電車」になります。
今回も満席。
皆先頭で車掌さんをやりたいらしい。


最近おままごとごっこをするように。
小さい子達も友達と会話をしながら
遊べるようになりました。

リオが「こどもの国に行こう!」
と言い出すと皆真似をして
リュックをしょって公園を1週~。

途中で保育士みえこさん達が遊んでいる
お店やさんで立ち止まり、お買い物。

お金は「葉っぱ」

葉っぱとお水やら、お花の入ったコップを交換

誰かが11:00前に「お腹がすいた~」と言うと
皆お弁当を食べたくなっちゃいました。

みえこさんが「11:00まで待とうね~」
と皆で手遊び歌をやることに。

幼稚園などでは普通にみえるこの光景。
時間を決めて遊びを提供する事を
あまりしないように心がけているそうで、

ぺんぺんではめったに見られない
光景なんだそうです。

「何歌いたい?」、

「歩こうの歌」、「お花の歌」

いろいろなリクエストに答え、 歌っていきます。

すっかりお腹がすいた事も忘れ、
遊びに夢中になっちゃった(笑)

その後、ゆっくりお弁当タイムとなりました。



最年少の彼女は皆から可愛がられる存在。
彼女が泣けば、誰かがお世話してくれる。
癒される場面です。


さて、ぺんぺんでの活動の〆は
絵本と手遊び歌タイム。

保育士さんの手遊びを真似して
皆が真似する姿は、
なんとも可愛らしい瞬間です。

小さい子だけでなく、年中長の子も
こうやって手遊び歌では
ノリノリでやってくれます!


純真無垢な心を
持っている子ども達。

いつまでもこの心を
持ち続けてほしいなぁ。

(アヤノ)






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今月は6月/15日(木)、ぜひ遊びに来てくださいね!
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